ネットワーク利用のシステム構造

RADENのシステム構築は小規模から大規模まで実現可能です。システムの用途に応じて構成できます。

スタンドアロン型

RADENのローカルDBを活用したプログラムを動作できます。ファイル入出力を利用して他のPCとデータの共有が可能です。
ネットワーク環境が用意できない時にファイルを読込み、スタンドアローンで処理することができます。

LAN型

DBサーバーを利用したクライアント・サーバーモデルでシステムを利用します。
複数のPCが共通DBサーバーを介して連携した業務処理が行えます。
PC上でプログラムを動作させるため、アプリケーションサーバーが不要となりコスト削減に繋がります。
逆にデメリットとしてプログラムを各PCにセットアップする必要が出てきます。
RADENでは、クライアントマネージャーを使用して各PCにプログラム配信を行うことでデメリットを解決しています。

WAN型

専用回線やVPN接続を介して遠距離のネットワークを構築します。
ネットワーク上に共通DBサーバーを設置して、連携した業務処理が可能です。支社間の情報共有やテレワーク業務など、
多くの業務運用が可能です。また、専用線ではネットワークがクローズできるため、セキュリティレベルも高くなります。
システムの運用方法はLAN型と同じです。

クラウドDBを使用WAN型

各社クラウドサービスを利用してDBサーバーを利用できます。接続方式はクライアントサーバー型になります。
業務システム用のDBサーバーをクラウドサービスに委ねることでDBサーバーのハードウェアメンテナンスやデータバックアップ
などの業務を意識する必要がなくなります。
クラウドサービスにはMicrosoft Azure、AWS(Amazon Web Service)、Salesforceなどがあります。

Web対応型

RADENアプリケーションをWebブラウザ対応で動作させることが可能です。
アプリケーションサーバーでRADENを動作させ、PCのブラウザで表示・操作可能です。PCにRADENアプリケーションを
セットアップすることなく利用できることから維持管理が容易になります。

※他社製品のアプリケーション仮想化技術を利用します。例としてEricom Access Nowの利用があります。
 なお、使用上の条件等は他社製品の仕様に準じます。

ネットワーク非対応エリアでの利用(ノートPC、タブレットPC)

ネットワーク環境が整備されていない環境、例えば、工場内LANが整備できていないエリア、あるいは、海上や山間部、地下など
通信網が届かないエリアでノートPCやタブレットを利用する場合があります。
このとき、ファイル連携ツールなどを利用して業務処理用の必要なデータを事前にダウンロードし、スタンドアローンで業務処理
を行います。次にネットワーク環境下に来たときにデータをアップロード更新する運用で対応します。